歯周病対策

最近注目されている口腔年齢という言葉

近年、口腔年齢という言葉が注目されています。
口腔年齢というのは歯と歯茎の健康状態を年齢に置き換えて示したものです。

この口腔年齢というのは、脳年齢や血管年齢、肌年齢といったものと同じく注目をされるようになっています。
高齢化によって多くの人が長い間自分の歯で生活をすることができるように、歯を守るために状態を維持することや歯を守るために歯や歯茎の年齢を明確にするということでわかりやすくすることも目的とされています。

とはいえ、まだまだ新しい考えであるために年齢の測り方を知らない人も多いです。
そこで、ここでは口腔年齢の算出の仕方と口腔年齢を高くする原因となる病気を紹介していきます。

口腔年齢の求め方

口腔年齢の測り方は、口の中の状態を確認することが必要です。
まずは虫歯や治療をしたことのない綺麗な状態の歯の本数を確認します。
また、歯茎は歯周ポケットがどのくらいの広さであるのか、出血や歯石の状態はどのくらいであるのかということを調べていきます。

これらのことをしらべたら、パソコンソフトにその結果を打ち込んでいきます。
そうすると、全国的に行なっている歯科疾患実態調査や地域での歯周疾患調査データに基づいて現在の口腔年齢が算出されるという仕組みになっているのです。

歯茎が腫れていたり歯石が多かったりすると口腔年齢は高くなりますし、逆に高齢でも歯茎が締まっており治療している歯も少なければ10代や20代といった口腔年齢になることもあります。
そのため、肌年齢や血管年齢と同じように、日頃からのケアで若さを保つことはできるのです。

歯に起こりやすいトラブル

歯の健康を守るために重要なのが、歯茎の疾患を予防することです。
歯茎の疾患として有名であり多くの人が悩んでいるのが歯周病や歯肉炎です。
歯肉が炎症を起こす歯肉炎や、歯を支える歯槽骨が壊れていく歯周病といったものは自覚がないうちに歯や歯茎がトラブルを起こしていることが多くあります。

この歯周病は、私たちが将来的に入れ歯になる原因になるものです。
成人の80パーセントが罹患していると言われているので、自覚症状がなくても実は歯周病にかかっているということもあります。
早いうちから予防するために病院に定期的に通って歯の状態を確認することが重要になります。

また、歯周病の原因とされている歯周病菌は心臓疾患や糖尿病といった病気とも関わりがあるとされています。
早いうちから適切な処置をしていれば症状は改善しますし、口腔年齢を若返らせることもできますから、木になる人は病院に行き口腔年齢を調べ、歯や歯茎の状態を改善するための取り組みを行ってみましょう。