タンパク質は1日どのくらい必要?

タンパク質の摂取推奨量はどのくらい?

タンパク質は体を作り、健康を維持するために重要な栄養素です。
運動をするためのエネルギーを作り出す元となる物質ですし、筋肉や血管、骨などを作り出すための原料としても使われます。
それだけに、健康的な体を作りキープするために欠かせないのです。
また、ホルモンや酵素を作るのにも必要とされ、様々な身体機能を調節するのに重要な栄養素でもあります。

このタンパク質は、1日当たり成人男性で1日当たり65gが摂取推奨量となっており、65歳を過ぎると60gでも十分となります。
女性の場合は1日当たり50gが摂取推奨量と示されています。

では、実際にどのくらいのタンパク質を摂ることができているのでしょうか?
平均摂取量を見てみると、20歳代の男性で78g程度、30歳代の男性で77gとなっています。
こうして見ると、多くの人が推奨量を超える十分な寮のタンパク質を摂取していることが分かります。
ということは、毎日の生活の中である程度バランスの取れた食事をしているのであれば、タンパク質が足りないということはそう起こらないわけです。
ただし、麺類やパン、ご飯などの炭水化物ばかりを食べている人や、体重を減らそうときついダイエットをしている場合、必要なタンパク質を摂れない可能性もあるので注意が必要です。

また、タンパク質と一口に言っても、いろいろな種類があることも考えるべきです。
そもそもタンパク質というのは20種類あるアミノ酸からできている物質で、このアミノ酸の配列や数によってタンパク質の種類も変わってくるのです。
中には、人間の体に吸収されやすい、いわゆる効率の良いタンパク質もあれば、逆に吸収されづらいものもあります。
それだけに、単に摂取量が多いということだけで安心するのではなく、質の良い、もしくは効率の良いタンパク質の摂取ができているかということを重視すべきなのです。

効率よくタンパク質を摂取するにはどうしたらいい?

タンパク質には動物性と植物性があり、良質なタンパク質を含む食材としては、卵や鶏肉、魚、乳類の他、大豆があります。
動物性の方が、良質なタンパク質を摂るに当たりバリエーションが多いということが分かります。
通常の食生活の中でタンパク質を十分に摂るためには、毎回の食事の中で肉や魚、乳製品を何か加えるのが効率の良い方法だということになります。

また、メインに肉や魚を置いて、副菜もしくは付け合わせとして卵や乳製品を加えるという組み合わせを意識することも重要です。
ダイエットなどをして食事の総量を減らすとしても、タンパク質を多く摂ることができますので効率の良い食生活とできるわけです。