貯金が1000万円ある人はどのくらいいる?

1000万円以上の貯金がある人の割合はどのくらい?

将来のことを考えると、貯蓄はしっかりと持っていたいというのが正直なところです。
その一つの大台とも言えるのが、1000万円です。
といっても、なかなか1000万円というのは大きな額なので、達成するのは難しいように思えます。
実際にこのくらいの貯蓄ができている人は、どのくらいいるのでしょうか?

統計を見てみると、全年齢を通して16パーセントほどの人が1000万円オーバーの貯金があります。
とはいえ、年代別ではかなりの差があります。
たとえば、単身世帯において20代ではわずか2パーセントほどですが、これは納得の割合です。

これが30代になると12パーセントを超え一気に増えます。
そして50代には22パーセントとなり、60代では30パーセント近くになります。
こうして考えると、1000万円の貯金をするには、数十年の年月をかけてゆっくりと貯蓄を増やしていく傾向が強いことが分かります。

ちなみに平均貯金額を見て見ると、20代では106万円ですが30代になると359万円と3倍以上になります。
その後も増えていき、50代には926万円となります。

これはあくまでも平均額ですので、中央値をチェックしてみるともう少し現実的な数値が分かります。
20代ではわずか5万円、30代になって77万円、50代になっても54万円というところです。
そのため、貯金をしている人はしっかりとしていて、そうでない人はあまりその意識がないという二極化があることも見て取れます。

1000万円貯めるにはどうしたらいい?

1000万円貯めるには、何となく貯金をしているだけではなかなか難しいです。
そこで、目標を年齢に応じて立てると良いでしょう。
30歳になるまでには200万円、50代には700万円といった感じです。

また、貯金をするための専用の口座を準備しておくこともポイントです。
その口座には入金だけをすることにして、引き出しをする口座とは完全に分けます。
こうしないと、ついつい貯金を切り崩すという習慣が付いてしまうのです。

貯金をするには、当然のことながら毎月の収支が黒字になっていないといけません。
なかなか一般的なサラリーマンでは収入を増やすのは難しいものですので、支出を減らせないか考えましょう。
特に固定費を削減できれば、安定して貯金に回せる額が増えます。
固定費として見直せるのはスマホ代金や自動車にかかる費用、節税による税支出の削減といったものがあります。

また、年齢が上がっていくと収入が上がることが多いですが、それに伴って生活レベルも上げるのを控えることも大事です。
収入が増えても支出も多くなれば結局貯金は増えないからです。
少し我慢して、収入が増えた分は貯金に回すことを意識しましょう。