ビジネスマンのスーツマナー

スーツ着用のビジネスマナー

スーツを着用するときにもマナーがあります。
しかし、意外と正しいマナーを知らないという人も多いです。

ビジネスシーンでは第一印象がとても重要であり仕事の成否も決めます。
大事な場面でビジネスマナーにそぐわない服装をしていると自分が恥ずかしい思いをするだけでなく相手にも失礼に当たりますから注意が必要です。
そこで、ここではスーツを着用するにあたっての守るべきマナーと着こなすためのマナーについて紹介をしていきます。

スーツ着用時に必ず押さえておきたいマナー

意外と知らない人が多いですが、ジャケットを着用するときボタンは一番下のものは停めないのが正しい着用方法です。
3つボタンがある場合には上から2つまで、2つのボタンの場合には上の1つだけをとめます。
ベストの場合には基本的にすべてとめますが、裾がななめにカットされていて停められないタイプのものはとめないのがルールです。

次にスーツのポケットですが、もともとジャケットについているポケットのフタ部分は雨やホコリからポケットを守るために作られたものであり、フラップをポケットの中にしまうのがマナーとされています。
現在ではフラップを出すか出さないかは統一していれば問題ないという見解です。
ただ、ポケットは物を入れていると膨らんで見栄えが悪くなりますし型崩れの原因となるのでできるだけ何も入れないようにします。

スーツの色も大切です。
ビジネスでは基本的に黒のスーツは着用しないとされています。
濃いネイビーかグレーの無地やストライプが基本です。

黒のスーツはタキシードのようなハレの日に着用するというのが一般的な認識としてあります。
特に海外では黒いスーツはパーティー用という認識が強いですから海外の人たちとの仕事では特に注意が必要です。

最近ではクールビズが浸透しています。
そのため職場では夏場はジャケット着用をしなくて良いというところが多いですし、シャツも半袖で良いというところが多いです。

オフィス内ではジャケットがなくても良いですが、社外の人と会う場面や社内でも大事な会議の場面では長そでシャツにジャケットのスタイルで臨むのが一般的となっています。
半袖シャツはスーツの下に着用するのは基本的に良しとされていないです。
半袖のシャツはクールビズ対策として作られたものなので、半袖のシャツの場合はネクタイをせず着用するためジャケットを着用したり外部の人と会ったりする日には着用するのは望ましくないとされています。

シャツとネクタイの選び方

ビジネスマナーとしてシャツとネクタイは正しいものを選ぶことが必要です。
ネクタイはフォーマルシーンでは濃紺のネクタイがスマートな印象を与えますし、グレーは落ち着いた印象を与えます。
柄も派手なものよりはストライプや小紋柄のようなものを選ぶと好印象です。

シャツは白から薄い水色までが良しとされています。
ボタンダウンが最近では人気ですが、もともとはスポーツ用に作られたものなのでフォーマルの場面では不適です。
クールビズのようなノーネクタイの場面ではボタンダウンを着ても問題なしとされています。