サラリーマンのお小遣い節約術

働く男性のお小遣い事情

2019年に銀行が20代から50代の男女に行ったお小遣い調査によると、男性社員の月々のお小遣いの平均額は約3万6,800円だったそうです。
この平均額は前年比で見ると約3,100円の減額で、調査を始めて以来ワースト2位という数字で、これを見る限り日本はいまだにデフレから抜け出せていないことが伺えます。

当然ながら、お小遣いが減れば、サラリーマンの食事やお付き合い事情にも大きな影響を与えます。
例えば昼食代も低くなり、ランチの平均は555円で前年から15円もダウンしています。
女性社員の場合も581円が平均で前年から5円ダウン、こちらも結果はマイナスです。

例えどのような懐事情であっても無い袖は振れないわけですから、サラリーマンはお小遣いの中でやりくりしなければいけません。
では、働く男性たちはどのような節約術で乗り切っているのでしょうか。

お小遣いの節約術

その調査によると、男性社員でお小遣いを節約している人は全体の約80%という結果が出ており、大半のサラリーマンがお小遣いを一生懸命やりくりしていることが理解できます。
主な節約方法には、お昼ごはんを安く済ませる、マイボトルを持参して缶やペットボトル飲料を買わないようにするなどがあります。
サラリーマンと言えば飲み会がつきものですが、その飲み会も回数を減らしているそうです。

食費は節約をしやすい項目とされていますので、お昼ごはんを安くするサラリーマンは非常に多いです。
ビジネス街には安くて美味しい弁当のお店もたくさんあります。
そうしたお店を利用し、地道に節約を行っているのです。
また、タクシーを使わない、できるだけ移動は歩くといった節約術も多くのサラリーマンが実践しています。

副業という選択肢も

サラリーマンの懐事情が、近年変わりつつあります。
それは「働き方改革」による影響で、社会や企業の働き方の概念が変化していることが背景にあります。

働き方改革を受け、大きく変わったのは「副業」という選択肢が増えたことでしょう。
それまでは会社以外でのWワークは厳禁とされてきましたが、最近では副業を認める企業も増加傾向にあります。
副業にもいろいろあり、投資など資金運用をする人や、スキマ時間を使って働く人、本業が終わった後に在宅で働く人など人それぞれです。
あるいは、ユーチューバーやブロガーになって稼ぐという人も中にはいます。

副業をサポートするクラウドソーシングサービスも充実してきていますので、一般の人でも副業を始めやすい環境が整いつつあります。
これからの時代、自分の好きなこと、得意なことをして稼ぎ、上手に節約をしながらお小遣いをやりくりするサラリーマンが増えていくのかもしれません。