男性の更年期障害と克服方法

男性更年期の原因とは

少子高齢化と言われるようになってから久しいですが、女性と同じように男性も長生きするようになっています。
これからは「人生100年時代」と呼ばれることも多くなるかもしれませんが、そんな現代、いつまでも元気で過ごしたいと誰もが願っていることでしょう。

心身ともに健康な状態で生活するためには、日々の生活の工夫も求められます。
病気にならないよう、運動や食生活などに気をつける必要があるのです。

年を重ねるごとに多くなる病気ですが、そのひとつに挙げられるのが「更年期障害」です。
更年期障というと女性をイメージされる方も多いと思います。
女性閉経による様々な症状が有名ですが、実は男性の中にも同じように更年期障害を訴える人がいるのです。

男性の場合も女性と同じように、性ホルモンの減少が原因とされています。
男性の性ホルモンは「テストステロン」と呼ばれており、最近はこのテストステロン自体が男性の健康にも大きな影響を及ぼしていることが分かってきているのです。

男性の更年期障害の症状

更年期障害というと色んな症状がありますが、男性の場合はどのような症状があるのでしょうか。
もちろん人にもよりますが、男性の更年期障の症状の中でも特に多いのが「疲労感」や「倦怠感」、「性欲低下」、ED(勃起不全)などが挙げられています。

それら症状は長い間、加齢が原因なので改善できない、防ぐことができないものという認識が多かったのですが、男性更年期障が原因であることが分かってきたのです。

男性の更年期障害の症状としては、その他にもめまいやのぼせ、ほてりや発汗、動悸や息切れといった身体症状や、イライラや抑うつなど状態、不安や無気力感の増加などの精神症状も出てきます。
そのいずれが加齢によるものと思って、つい見過ごしてしまうことが多いです。

男性更年期障害の対策

病院の診察を受けて男性更年期障と診断されたら、テストステロンの補充やサプリメントや漢方薬などを摂取して、テストステロンの分泌を促進するなどの治療を行うことがあります。
人によっては、必要に応じてカウンセリングなどのメンタルのケアを行うことも少なくありません。
症状が気になる方は、早めに病院に行って診察してもらうことをおすすします。

普段の生活で心掛けたいこと

更年期障害になると、イライラや抑うつなど精神面の症状が出ることもあり、それが仕事やプライベートに悪い影響をもたらすこともあるのです。
症状を緩和するには、上記のように病院での治療も大切ですが、テストステロンを減少させないような生活を心掛けることも大切です。
具体的には、「ストレスを溜めこまない」、「睡眠の質を高める」、「適度な運動をする」、「バランスのとれた食事を摂る」などです。