ストレスと腸内環境の関係

ストレスと腸内環境

仕事や友達、友人との付き合いなどで、ストレスが溜まっていくこともあるでしょう。
ストレスの程度にもよりますが、あまり多くなると腸内環境を悪化させてしまい、腸に悪い影響を与えてしまうこともあるのです。
腸はとても大切な役割を担っています。

腸は消化作用をはじめ、吸収から排泄の作用を行っているのです。
口から入ってきた食べ物は胃へと運ばれ、そこから小腸へとやってきます。
ここでは本格的な消化作業を行なわれ、小腸の内壁より生命に必要な栄養分を吸収していくのです。
吸収さたれ栄養分は肝臓から血液で運ばれた全身に行き渡ります。

その一方大腸では、吸収されなかった栄養分の残りカスなどを腸内細菌と混ぜ合わせて便を作り、体外へ排泄する作業を行います。
私たちが体を動かすことができたり考えたりできるのは、全身に必要な栄養分が行き届くからです。

その大切な栄養を吸収しているのが小腸であり、ストレスなどが原因で腸の働きが悪くなると、全身に栄養分が行き届かなくなり、病気になったりするのです。

腸の働きが低下してしまうと

ストレスなどが原因で腸の働きが悪くなると、便秘などの症状が出てきます。
便秘の症状がひどくなると、腸内に溜まったインドールやスカトールなどの有毒ガスが血液中に吸収されていくのです。

有毒ガスは体内を巡った後、毛穴などから放出されることもありますが、いずれにしても体に悪い影響を与えることには間違いありません。
腸内環境が悪化すると腸内にいる免疫細胞にも影響を及ぼし、免疫力低下に繋がっていきます。
その結果、風邪を引くやすくなったり、病気になりやすくなったりなどの体質になってしまうのです。

腸内環境悪化に伴う様々な病気

ストレスが溜まって腸内環境が悪くなると、様々な病気にかかりやすくなります。
そのひとつが肥満で、腸内環境が悪い状態が続いてしまうと、脂肪燃焼に必要とされるビタミンやミネラルなどの重要な栄養分の吸収できなくなり、その結果脂肪燃焼の効率が低下してしまい、肥満へと進んでいくのです。

その他、肌荒れにも注意が必要です。
腸内環境が悪くなると栄養分の吸収が上手くいかなくなり、お肌にも十分な栄養が行き渡らなくなります。

普段の生活に注意する

健康でいるためには腸内環境の悪化を防ぐ必要があり、そのためにはストレスを溜めないことが大切です。
例えば、急激な温度変化などは注意が必要です。
特に急激に寒くなる時は、ストレスが溜まりやすくなります。

その他、深夜の仕事や勉強、ゲームやパソコンなども要注意です。
ストレスは仕事や人間関係からも生まれますので、日頃ストレスを感じている方は、カラオケやジョギングなど、たまには気分転換することをおすすします。