成長できない社員の特徴

助けを求める男性

働くという事と伸びるということ

最近は、働くということに対する目線が変わりつつあります。
ブラックなどという言い方をするようなことも出てきましたが、会社は社員が支え延ばしているという意識が稀有になってきているのです。
そういった中で、伸びる社員と伸びない社員、成長ということを見極めることの重要性も高まってきているといえるでしょう。

企業経営者からすると、成長できる社員とできない社員を見極めることは、経営の必須命題になりつつあります。
年功序列ではなく、能力主義になってきているのですから、生き残りをかけて社員も企業も成長しなければいけない時代です。
それにもかかわらず成長できない社員というものは、大きな足かせとしての存在になってしまっています。
これが、企業内でのゆがみを作ることになるのですが、ある意味では適材適所ができていない、教育が中途半端な状態になっているともいえるでしょう。

成長できない状況はミスマッチでもある

成長できない社員の特徴は、仕事というものを理解していない点にあります。
仕事は給料という対価をもらうためのものでしかなく、成長はいらないと思っているような人は、まず代わっていくことができません。

本来は、年功序列の社会の中にいた人たちですが、能力主義や成果主義をとなえてきた人の中にもいたのです。
自分は棚に上げて人を非難するような人の多くは、こういった特徴を持っているといっていいでしょう。

こうした人に対しては、とことんまで話し合いをしていく必要がありますが、ほとんどの場合には改善することもありません。
おそらく、ミスマッチを起こしている状況であり、このままいけばどちらにとってもプラスではなくなってしまうでしょう。
早めにやめてもらう、自分から転職を考える、勧めてみるということも必要になってくるのです。

向上心や野心が見えるか

成長できないという特徴を分解してみると、向上心ということにぶつかります。
場面を変えて考えれば、野心という言葉で表すこともできるでしょう。

高い給料をもらうためにはどうするのか、自分の立場を変え発言権を持つためにはどうするのか、そういった野心を持っている人は、常に向上しようと考えます。
成長しようともしない人には、こうした考えはありません。

成長できないでいる人の中には、こうした考えのきっかけがないということもあります。
そのきっかけを与えることができない企業や上司にも問題があるでしょう。
環境が、そうした人を作り上げてしまっていることもあるのです。

自分は成長できる存在か

取引先や取引相手を探しているときには、よく注意してみるといいでしょう。
少なくても、成長できない相手と取引していれば、現状よりも大きな結果を残すことはできないからです。

自分が成長できないと思っているのであれば、もう一度自分の目指す方向を考えてみる必要があります。
そのうえで、マイルストーンを設定して、順番に近づいていくためにはどうするべきか、考え直してみましょう。
できるだけ手の届くところをマイルストーンとして設定すれば、自分が成長できる存在であることを再認識できるはずです。