ネットで起業資金調達をする方法

クラウドファンディングの基本情報

30代、40代とキャリアを積み重ね、将来的に起業して新しいビジネスに挑戦したい、そう夢見るビジネスマンも少なくないでしょう。
起業するにあたり、大きなネックとなるのは「お金の問題」です。
どれだけ良いアイデアがあっても、資金がなければ起業は困難と諦めてしまう人が大半だからです。

クラウドファンディングとは、そんな資金を必要とする個人や団体に対してインターネットを利用して不特定多数の人々から資金提供を受けるシステムを指します。
クラウドとは群衆という意味で、インターネット上で繋がる顔も知らない人々から、ファウンディング(資金調達)サポートしてもらおうという、現代の資金集めの手段です。
インターネット上でプロジェクトの内容と必要額を提示して支援を求め、賛同した多くの人から少額提供を受けることで目標額を集めるという流れになります。

クラウドファンディングの種類

クラウドファンディングは、リターンがあるかどうかで投資型と非投資型の2タイプに大別されます。
投資型の場合は参加した見返りがお金ですが、非投資型の場合は必ずしもお金とは限らず、サービスや商品でリターンを受けるケースがほとんどです。

投資型はさらに3つに分類され、株式型・貸付型・ファンド型で構成されます。
株式型は一般的な株式のように、株を購入することで資金支援を行う方法です。
貸付型はソーシャルレンディングとも呼ばれ、資金支援を求める個人や団体に投資家が貸付を行うもので、リターンは返済金の一部を分配金として受け取ります。
ファンド型とは、クラウドファンディングで提示されているプロジェクトや事業に対して投資家が投資を行い、リターンとして特典サービスや商品、売上の一部を受け取ります。

非投資型のクラウドファンディングには、寄付型と購入型があります。
寄付型はその名の通り寄付を募るクラウドファンディングなので、参加してもリターンはありません。
一方、購入型は資金支援を受けてプロジェクトが実現した場合に、リターンとしてその商品やサービスを受け取る仕組みで、つまり予約販売の形式になります。

クラウドファンディングのメリット・デメリット

クラウドファンディングを利用するメリットは、資金集めはもちろん、宣伝効果もあるという点です。
一般的な投資に比べて少額でも参加できますので、広く支援を受けやすいこともあるでしょう。

デメリットとしては、必ず目標額に達するという補償はなく時間がかかることや、自分のアイデアが公開されますので盗用されるリスクがあるということです。
また、プロジェクトそのものも失敗する可能性がありますので、資金調達だけに注力するのではなく、プロジェクトの計画も万全に整えてから実行しましょう。