できる男の思考整理術

仕事がうまくいかない、もっと集中力を上げたいと悩みを抱える社会人はたくさんいます。このままではいけないと、ビジネス書を読み漁りノウハウを身につけようとする人もいるでしょう。また、忙しい毎日を過ごしていると、掃除にかける時間が少ないぶん部屋が散らかりがちになります。

そこで、仕事で集中力を高めたい人に向けて、思考整理の大切さを解説します。

作業ができない原因はマルチタスク

仕事中あれもこれもと、いろいろと手をつけようとしていませんか。たくさんの情報を一度に処理することをマルチタスクと呼びます。

人間の脳はマルチタスクに向いていないといわれています。仕事で集中できないのは、マルチタスクになっているからかもしれません。ご自身の仕事スタイルや集中できないときは仕事量を振り返ってみましょう。作業とは別のことを考えて気が散っていませんか。

マルチタスクの脳内をたとえるなら、メモ帳やエクセル、ワードなど複数のファイルを開いた状態で仕事をするようなもの。仕事の効率を上げるには、余計な情報を取りのぞき、1つの作業環境(シングルタスク状態)を作る必要があります。

マルチタスクを解消する方法

マルチタスクを解消するには、考えやすい環境づくりが大切です。

前日に「やることをメモ用紙に記載」しておき、当日はその通りに作業をすすめます。メモすることで作業手順を考える手間がなくなり効率的に仕事ができます。ここで大切なのは、メモ通りに行なうことです。

メモに反して作業をすすめると、頭が整理されず効率的な作業は期待できません。前日のうちに記載したスケジュールをそのまま実行するよう意識してください。

また、難しい作業は午前中に済ませるのもポイントの1つ。「簡単な作業をこなした後で難しい作業に移ったほうが作業効率をあげられるのでは?」と思うかもしれません。難しい作業はエネルギーを使うため、そのエネルギーが少ない状態での効率的な作業は期待できません。

最期に、余計な情報を視界から遠ざけることです。人間は目に入った情報を無意識のうちに処理しようとします。デスク作業と関係のない物(情報)で溢れていると、そのぶん脳が無駄な情報を処理してしまいます。1つの作業に集中できる環境作りを意識しましょう。

頭の中と身の回りの物を整理しよう

オフィスだけでなく自宅の部屋が散らかっていても、同じことがいえます。頭の中を整理するためにも、身の回りの物を片づけましょう。最近では断捨離を通して必要な物だけを残し、不用品を処分するという考え方も浸透しています。

もし衣類や食器、アクセサリーやブランド品の中で使わない物があれば、フリマアプリブランド品買取業者などを利用して処分するのがおすすめです。日頃から不要な物を処分する習慣を身につけると常に脳も整理され、よりよい生活に繋がるでしょう。