体幹を鍛えるメリット

体幹が弱い人の特長

体幹を鍛えると健康に良いと言われますが、体幹が弱いとどのような支障が出るのでしょうか。
まず考えられるのは、正しい姿勢をキープする機能が弱まり、すぐに姿勢が崩れやすくなることが考えられます。

正しい姿勢でいられるのは、腰や腹筋周りの筋力の働きによるものです。
体幹が弱いと腹圧が弱くなるため、腰に負担がかかりやすくそれを回避するのに姿勢が崩れてしまいます。
お腹周りの筋力が低下している上に、姿勢が崩れてしまうと、結果お腹がポッコリと出てきます。
さらに猫背になると、そのポッコリがより強調されてお腹が大きく見えてしまうのです。

何よりも、体幹が衰えると下半身の踏ん張りがきかなくなりますので、日常生活のパフォーマンスが落ちます。
結果、疲れやすくなったり、腰痛を引き起こすこともありますので注意が必要です。

体幹トレーニングをするメリット

体幹を鍛えることは、筋肉のバランスを整えて、下半身はもとより身体全体を安定させることに繋がります。
身体を動かすパフォーマンスが向上することで、スポーツだけではなく、歩いたり荷物を持つなど日常生活の動作においてもスムーズに動かすことができます。

また、体幹が強化されると内臓が正しい位置に保たれて守る力も強くなり、健康面でもさまざまなメリットが感じられるはずです。
疲れにくくなったり、姿勢も崩れにくく、バランスを崩して転ぶのを防ぎ、腰痛予防にも効果があるでしょう。
つまり、体幹を鍛えると、身体の引き締めや体力向上といった大きなメリットが得られるのです。

基本の体幹トレーニング:フライングドッグ

自宅でできる体幹トレーニングで、今日からでも体幹を鍛えていきましょう。
フライングドッグは、身体の裏側や体幹を刺激することで、気になる二の腕の引き締め効果やヒップアップ効果が期待できるトレーニングです。
また、基礎代謝を高めることで体脂肪を燃焼し、身体を美しいラインに導きます。

ヨガマットなどを用意して、両手と両肘をついて視線を前に、あごを少し上にあげます。
次に、対角線上の手足(右手なら左足、左手なら右足)をゆっくり伸ばしていきましょう。
手は指先を真っ直ぐに前に伸ばし、足のつま先は後ろへ真っ直ぐに伸ばし、一直線になるイメージで行い、3秒そのままで静止してください。
再び元の位置に戻り、逆の手足をゆっくりと伸ばしていきます。

ゆっくりと10回行い、これを1セットとして、1日に2セットを目安に行いましょう。
フライングドッグをするときの注意点は、呼吸を止めずにしっかり吸って吐くことです。
間違ったフォームでは効果が半減してしまうため、鏡の前で行うなど、フォームを確認しながらトレーニングすることをおススメします。