日本酒の楽しみ方

日本酒の種類

日本酒にはさまざまな種類があり、「よくわかってないけど美味しい」という方も多いのではないでしょうか。
日本酒には純米酒、大吟醸酒といった記載がありますが、こうしたお酒を特定名称酒と言います。
日本酒は特定名称酒と普通種の2種類に大別されますが、普通種は特別な基準はなく、比較的安く買える庶民の日常酒です。
一方の特定名称酒は、さらに純米酒と本醸造酒に分けられ、それぞれ4種類のお酒が存在します。

純米酒は、米・水・米麹で作られた日本酒で、玄米をどれだけ削ったかという精米歩合や製法によって「純米大吟醸酒・純米吟醸酒・特別純米酒・純米酒」に分かれています。
純米酒の材料に、サトウキビから作られた醸造アルコールを添加したものが本醸造酒と呼ばれるお酒です。
本醸造酒も精米歩合と製法によって「大吟醸酒・吟醸酒・特別本醸造酒・本醸造酒」の4つに分けられます。

知っておくとハナタカの日本酒用語

日本酒にはさまざまな用語がありますので、豆知識として覚えておきましょう。
例えば「しぼりたて・ひやおろし・古酒」これらは出荷時期による違いで呼ばれる名前です。

しぼりたてとは、冬から春頃に見かける新酒で、フレッシュな若々しい香りと味が特徴です。
ひやおろしとは、秋頃に見かけるお酒で、新酒を夏の間寝かせたものとなり、フレッシュ感も残しつつ、やや落ち着きが出てきた味わいを楽しめます。
熟成期間をおいたものを古酒と言いますが、期間はさまざまで、熟成させた分香りやまろやかな口当たりが特徴的です。

「生酛(きもと)・山廃」もよく見かける日本酒用語です。
これは酒母の作り方によるもので、この文字が書かれていないお酒と比べると、味が複雑で奥深くなっています。

シーン別日本酒の選び方

日本酒の楽しみ方として、自分の好みの味を見つけるというものがあります。
日本酒の数は膨大にありますので、どう選んでいいかわからないという方も多いでしょう。
そこで参考にしたいのがシーン別に考える日本酒の選び方です。
例えば、毎日の家飲みや晩酌のお供には、リーズナブルで飲みやすい普通種、同じくコスパが良く、食事の味の邪魔をしないスッキリとした純米酒などがおススメです。

美味しい料理に合わせて選ぶ場合には、相性を考えて選びます。
甘めの味付け、またはでんぷん質が多い料理にはお酒も甘口を選び、塩分が多い料理には口当たりがさっぱりした辛口との相性がバッチリです。
脂こい料理なら淡麗・熟成タイプ、お刺身など醤油をつける料理には辛口がおススメです。
他にも、パーティーメニューに合わせたり、お祝い事に選ぶ場合、日本酒通に贈る場合など、それぞれのシーンにふさわしいお酒をチョイスしましょう。